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月別アーカイブ: 2025年4月

第6回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!
八代興業、更新担当の中西です。

本日は第6回足場工事雑学講座!
テーマ:環境対策と持続可能な足場工事—エコ素材とリサイクル技術

近年、建設業界でも環境負荷低減が求められており、足場工事においてもエコ素材の活用や部材のリサイクルが進んでいます。今回は、環境に優しい足場工事の最新動向と取り組みをご紹介します!


1. 再生アルミニウム足場の導入

1-1. 特徴とメリット

  • 軽量かつ高強度:従来の鋼製足場と比べ約30%軽量化し、輸送・組立時のCO₂排出を削減。

  • リサイクル性:使用後はほぼ100%再生可能で、廃棄時の環境負荷を大幅に低減。

1-2. 導入事例

  • 某公共施設改修工事:再生アルミ足場を採用し、現場からのトラック往復回数を半減。


2. バイオプラスチック製メッシュシート

2-1. 特徴とメリット

  • 植物由来原料:石油系プラスチックの代替として、サトウキビやトウモロコシ由来の樹脂を使用。

  • 耐候性・耐久性:通常のメッシュシートと同等の強度を保持しつつ、最終的には生分解が可能。

2-2. 運用ポイント

  • 繰り返し使用:洗浄・乾燥後、次の現場へ再利用。廃棄時は産業コンポストへ投入できます。


3. 部材リユースとリペアサービス

3-1. 部材リユースの流れ

  1. 回収:解体後の鋼管や金具を現場で分別回収

  2. 検査・補修:錆や損傷を検査し、再塗装や補修を実施

  3. 再出荷:検査合格品を次の現場へ貸し出し

3-2. メリット

  • コスト削減:新品購入比で約20~30%のコストダウン。

  • 廃棄物削減:年間数トンの鋼材廃棄を抑制。


4. グリーンエネルギー活用の現場運営

4-1. ソーラーパネル式仮設照明

  • 特徴:足場に取り付けた小型ソーラーパネルで夜間照明を賄うシステム。

  • メリット:発電時のCO₂排出ゼロ、電源確保が難しい現場でも安心。

4-2. 電動工具と充電ステーション

  • 特徴:現場に小型リチウムイオンバッテリー充電ステーションを設置し、電動インパクトやグラインダーを稼働。

  • メリット:ガソリン発電機を減らし、騒音・排気ガスを大幅に低減。


5. 環境マネジメントと認証取得

5-1. ISO14001取得現場

  • 取り組み:現場ごとに環境方針を策定し、廃棄物管理・資源使用量をKPI化。

  • 効果:第三者監査を通じて、持続可能な施工プロセスを継続的に改善。

5-2. 地域協働プログラム

  • 取り組み:地元自治体と連携し、使用済み部材をリサイクルセンターへ持ち込み。地域雇用創出にも貢献。


次回予告:デジタル足場マニュアル—AR/VRで変わる現場教育

次回は「AR/VRを活用した足場組立マニュアル」をテーマに、現場教育の効率化と安全性向上を実現する最新技術をご紹介します。ぜひお楽しみに!


以上、第6回足場工事雑学講座でした!
次回の第7回もぜひご覧ください。


八代興業では、一緒に環境に配慮した最先端の足場工事を支える仲間を募集中です!
「人柄」を重視する採用方針で、未経験の方も大歓迎。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

詳しくはこちら!

 

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第5回足場工事雑学講座

皆さんこんにちは!
八代興業、更新担当の中西です。

本日は第5回足場工事雑学講座!
テーマ:ICTと最新技術で進化する安全管理

近年、建設現場でもデジタル化が進み、ICT(情報通信技術)やドローン、ウェアラブルデバイスなどを活用した安全管理が注目されています。今回は、これら最新技術を足場工事の安全対策にどう取り入れるかをご紹介します!


1. ドローンによる現場点検

1-1. 空撮による全体把握

  • 活用ポイント:高所の足場や広大な現場をドローンで撮影し、肉眼では見落としがちな不具合箇所を早期に発見。

  • メリット:足場上への危険な昇降を減らし、点検時間を大幅短縮。

1-2. 3Dモデル作成

  • 活用ポイント:ドローンで取得した写真をもとに現場の3Dモデルを生成。組み立て後の歪みや傾きを解析できます。

  • メリット:足場構造の精度確認や作業計画の最適化に役立つ。


2. ウェアラブルデバイスによる作業員モニタリング

2-1. 転倒・転落検知センサー

  • 活用ポイント:ヘルメットやベストに取り付けたセンサーが、転倒や異常な姿勢をリアルタイム検知し、即座に管理者へアラートを送信。

  • メリット:重大事故発生時の初動対応を迅速化。

2-2. 生体情報モニタリング

  • 活用ポイント:心拍数や体温を測定し、熱中症や過労の兆候を早期に察知。

  • メリット:健康リスクを未然に防ぎ、作業員の安全と生産性を両立。


3. BIM/CIMと安全管理の融合

3-1. BIM(3D設計モデル)活用

  • 活用ポイント:足場設計段階でBIMモデルに安全通路や作業ゾーンを組み込み、衝突リスクや通行障害をシミュレーション。

  • メリット:施工前に危険箇所を排除し、安全な動線を確保。

3-2. CIM(施工情報モデル)連携

  • 活用ポイント:CIMで現場進捗を3Dで管理し、実際の足場組立状況と照合。不具合があれば即時修正指示が可能。

  • メリット:リアルタイムな安全チェックでヒューマンエラーを削減。


4. モバイルアプリで点検・報告をペーパーレス化

4-1. 点検チェックリストのデジタル化

  • 活用ポイント:タブレットやスマホの専用アプリで点検項目を入力し、写真や動画を添付してクラウドに即時アップロード。

  • メリット:報告書作成の手間を削減し、過去履歴の検索・分析が容易に。

4-2. リアルタイム共有と通知

  • 活用ポイント:異常を検知すると管理者へプッシュ通知。遠隔地からも現場状況を確認できます。

  • メリット:問題箇所への対応スピードが向上し、事故リスクを低減。


次回予告:環境対策と持続可能な足場工事—エコ素材とリサイクル技術

次回は「エコ素材とリサイクル技術」をテーマに、環境に配慮した足場部材や廃材の再利用方法についてご紹介します。ぜひお楽しみに!


以上、第5回足場工事雑学講座でした!
次回の第6回もぜひご覧ください。


八代興業では、一緒に最先端技術で安全な現場を支える仲間を募集中です!
「人柄」を重視する採用方針で、未経験の方も大歓迎。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

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